第1弾:マンガ家 永井 豪

- 永井 豪(ながい ごう)
- マンガ家。1967年に『目明しポリ吉』でデビュー。
現在に至るまで、さまざまな作品を手掛けてきた日本を代表するマンガ家のひとり。
代表作に、『ハレンチ学園』、『あばしり一家』、『デビルマン』、『マジンガーZ』、『キューティーハニー』など。
『マジンガーZ』は、パイロットがロボット に 乗り込んで戦うという現在のロボット作品の基礎となった作品でもある。(文中は、永井)
- ――『スーパーロボット大戦』シリーズには、初期シリーズから現在に至るまで『マジンガーZ』が看板キャラクターとして活躍しています。第1作が発売されたのは1991年でしたが、当時バンプレスト(現・バンダイナムコエンターテインメント)からオファーがあった際は、どのようなやり取りがあったのでしょうか?
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永井当時僕のマネージャーをしていて、いまはダイナミック企画の社長をしている弟の永井 隆から、「『スーパーロボット大戦』という作品にマジンガーZを出したいという企画が来ているんですけど、どうでしょうか?」という話があったんです。そのときに隆が、「ゲームだとどうしてもキャラクターが小さくかわいくなってしまうだろうし、アニメやマンガの巨大なマジンガーZのイメージとは違ってしまうけど、それでも大丈夫ですか?」と心配していたのを覚えています。「それが嫌だというんだったら、断ってもいいですから」とも言われていました。
- ――デフォルメされたロボットになることへの懸念があったんですね。ですが、オファーを受けたのには、どういった決め手があったのでしょうか。
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永井ゲームユーザーさんの方は、ゲームにかわいらしい2頭身のマジンガーZが出てきても、「これはマジンガーZなんだ」と想像して遊んでくれると思ったんです。ちゃんと頭のなかでは、アニメやマンガのかっこいいマジンガーZをイメージしてくれているはずだから。だから、「かわいいグラフィックになっても、それは構わないよ」と答えたんです。
- ――プレイヤーも、カッコいいマジンガーZの姿やアクションを想像しながら遊んでくれると考えたんですね。
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永井それと、ゲームになると、マンガやアニメで遊び足りなかった人たちやもっとマジンガーZの活躍が見たいという人たちも満足していただけるでしょうし。それは作者としては本当にうれしいことなので、「どんどんやってください」と言ってお願いしました。
- ――ゲームだと、プレイヤー自身がパイロットとしてロボットを操作できますから。
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永井そうですね。そういう遊びがあれば、マジンガーZをより深く愛していただけるいいきっかけになるのではないかと考えたんです。
スペシャルインタビューの全文は『ファミ通.com』で掲載中。
第2弾:アニメーション監督・演出家 谷口悟朗

- 谷口悟朗(たにぐちごろう)
- アニメーション監督・演出家。
代表作に『無限のリヴァイアス』、『スクライド』、『プラネテス』、『ガン×ソード』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『ONE PIECE FILM RED』など。
最新作として、劇場アニメ作品『パリに咲くエトワール』が2026年3月に公開された。
- ――谷口監督は、さまざまなロボット作品に携わられていますが、どういった想いで制作されていたのでしょうか。
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谷口私はJCスタッフというアニメーションスタジオの出身です。JCスタッフはもともとタツノコプロのスタッフだった人たちが立ち上げた会社で、私自身もタツノコプロが過去に手掛けてきたような作品のアクションや見せかた、ドラマ的な構造も好みだったので、“ロボットもの”というジャンルそのものがわからなかったんです。だから、『スーパーロボット大戦』をプレイしてロボットというものを学ぼうと考えました。
- ――谷口監督は自身も『スーパーロボット大戦』のプレイヤーであると公言されていますが、そういった理由からプレイを始めたんですね。
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谷口そうです。最初にちゃんとプレイしたのは『第2次スーパーロボット大戦』。第1作(1991年発売のゲームボーイ版)はちょこっとやったくらいで、きちんとやったのは『第2次』でしたね。『スーパーロボット大戦』でロボットを学んで、『絶対無敵ライジンオー』、『元気爆発ガンバルガー』と、なんとか演出という仕事はやり遂げられたと思っていたんですが、『熱血最強ゴウザウラー』のころに、先輩から「ちょっとズレている」と言われることがあったんです。恐らく今後もロボット作品に関わることが多くなりそうだったので、勉強のためにも、『スーパーロボット大戦』シリーズはずっとプレイしていこうと思っていました。本当は『第2次』だけプレイしようと思っていたんですけどね。
- ――本当に最古参のプレイヤーだったんですね。最初にプレイしてどのような感想を持ちましたか。
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谷口「こういうカテゴライズをするんだ」という発見が大きかったです。と言うのも、私はそれまで、たとえば“永井 豪さんの作品なら永井 豪作品”というフォルダに分けて作品を整理していました。『マジンガーZ』は、『ハレンチ学園』や『キューティーハニー』、『デビルマン』たちがいるフォルダと同じところにあって、そこに石川 賢さんというフォルダが近くにあって、そこに『ゲッターロボ』や『魔界転生』がある……というふうに作り手視点で作品をカテゴライズしていました。だから、“ロボットもの”というくくりで商品として捉える感覚がまったくなかったんです。
- ――『スーパーロボット大戦』との出会いによって、新しい発見があったんですね。
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谷口『スーパーロボット大戦』をプレイして初めて、「ああ、こういうロボットものというジャンルがあるんだな」ということが理解できました。おっしゃるとおり、新しい発見でした。
スペシャルインタビューの全文は『ファミ通.com』で掲載中。
第3弾:アニメーション監督・演出家 福田己津央

- 福田己津央(ふくだみつお)
- サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)のスタッフとして、数々のアニメ作品に携わる。現在はフリーのアニメーション監督・演出家として活躍。監督としての代表作として、『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』、『GEAR戦士電童』、「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」など。現在は「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』を制作中。(文中は、福田)
- ――『スーパーロボット大戦』の大きな魅力として、同じ作品でも原作とは異なる展開を迎える“IFストーリー”があります。「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」ですとニコルやステラが生存することも多いですが、こういった試みについて、原作に関わる人としてどういった考えを持たれていますか?
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福田これはぜんぜん、やってもらってかまわないと思っています。ちょっとドライに聞こえるかもしれないのですが、原作と『スーパーロボット大戦』は、まったくの別物として考えています。
- ――たしかに、前提としてほかの作品のキャラクターたちと共演していますから、最初から“IFストーリー”だと言えるでしょうし。
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福田そうです。僕は基本的に媒体を問わず、原作本編やメインストリームを扱うものについては必ず監修を行って、きちんと発言をすることで責任を負うようにしています。一方で『スーパーロボット大戦』に関しては、そもそもIFを描いているので、まったく口を出していません。「好きにやってください」と言っています。
- ――監督から開発チームへ意見するようなことはなかったんですね。
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福田そこで僕が中途半端に関わってしまったら、オフィシャルなのかIFストーリーなのか、わからなくなってしまうと思っているんです。ニコルでいうと原作では悲劇的な運命をたどってしまいますが、『スーパーロボット大戦』では生き残ることもある。だから、「これニコルですよね?」って聞かれても、「ぜんぜん違うじゃん」と思うのは当たり前で、それはIFなんだから割り切るべきなんです。それに、『スーパーロボット大戦』については自分が責任を持つことができないですから、責任を持てる場以外では口を挟むべきではないという考えもあってのことです。
- ――責任の所在を明確にされているからこそ、「自由にやってくれ」と言えるわけですね。
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福田そもそも、『スーパーロボット大戦』はさまざまな作品を集結させる独自のタイトルですから、ひとつの作品に寄り添いすぎるほうが無茶なんです。ユーザーが満足して、楽しんでくれればそれでオーケー。逆に「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」の主要メンバーが死んでしまうような展開でも、ユーザーさんが納得しておもしろがってくれるんだったらどんどんやっていただきたいです
スペシャルインタビューの全文は『ファミ通.com』で掲載中。
